外旭川地区のまちづくり 穂積秋田市長「イオンタウンと事業計画の見直し進める」

穂積市長は、新年度最初の記者会見に臨み、外旭川地区のまちづくり事業をめぐり、イオンタウン側と事業計画の見直しを進める方針を確認したことを明らかにしました。事業の柱である新たなスタジアムの整備をまちづくり事業と切り離し、スタジアムを外旭川地区以外で整備する可能性も検討する考えを示しました。

イオンタウンの社長や幹部とおととい面会した穂積市長は、県が難色を示している計画を、時間をかけて見直しながら、事業を実現させるという方向性を確認したと明らかにしました。

穂積市長「中身に対してもそれよりも良いものがないだろうか、ということも考えながら。深堀りするのと、さらに他にいいものがないだろうかと。こういったものも検討していく、両方でございます」「やはり見直しするには相当の時間がかかるだろうということで、内容を煮詰めながら、そして県との協議もありますので、そういった部分では時間的な制約っていうんでしょうか。この時期を目指して…という明確な目標はない」

まちづくりの中では、新たなスタジアムの建設も事業の柱となっていますが、穂積市長は、市の担当者と、ブラウブリッツ秋田の関係者が、今月3日に、Jリーグ側と意見交換したことも明らかにしました。

穂積市長は、Jリーグ側から、スタジアムの建設をめぐる計画が当初の構想よりも後退しているなどの指摘があったと明らかにし、建設を急ぐための新たな方法を検討する考えを示しました。

穂積市長「スタジアムの話を余剰地でやる話を(まちづくりと)切り離してスタジアムを先に着手するということは検討、そういう可能性もないわけでないです。スタジアムをつくって、もっともっとにぎわいをつくっていくという、そういう理想があるわけですよ。そういう理想の、Jリーグ側の理想もあるので、そういったものもやはり意見交換をしながら進めていかなければいけない」

スタジアム建設をまちづくり事業と別に進める場合、過去に建設候補地の1つとなった八橋運動公園内に整備する可能性があるかどうかについては、「外旭川地区を基本としながらも、一つひとつ検証していく」と話し、否定はしませんでした。

このほか、来年4月に5期目を目指すかどうかについては、秋口=秋のはじめごろまでに態度を表明するという考えを改めて示しました。

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