三井アウトレットパーク入間、埼玉県警が出発式 春の交通安全運動で交通取り締まりへ 内閣総理大臣賞の中1が一日署長、客らに交通安全を呼びかけ

出発式で交通事故防止を呼びかけるリュベンソン英真さん=5日午前、入間市

 春の全国交通安全運動期間(15日まで)に合わせて管内での事故防止を促そうと、埼玉県警狭山署は5日、入間市の大型商業施設「三井アウトレットパーク入間」で出発式を行った。第32回全国小学生作文コンクール「わたしたちのまちのおまわりさん」で内閣総理大臣賞を受賞した同市の中学1年生リュベンソン英真さん(12)を一日警察署長に委嘱し、施設来場者らに交通安全を呼びかけた。

 出発式には同署員や地元交通安全協会など関係者約80人が参加。リュベンソンさんは歩行者や自転車利用者の目線から、横断歩道の利用や自転車ヘルメット着用の必要性を訴え「いつも大丈夫だから、という過信が交通安全一番の敵。ルールを守り安心で安全な暮らしができる社会にしましょう」と呼びかけた。

 狭山署管内では、3月に死亡事故が1件発生しており、久保田豊署長は「交通安全意識の高揚と悲惨な事故を発生させない機会になれば」と力を込めた。

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