会員制リゾートホテル内に美術館オープン 岐阜県高山市

ホテル内に設けられた美術館=11日午前、高山市上岡本町

  高山市上岡本町の旧飛騨高山美術館の跡地に先月開業した、会員制リゾートホテル「サンクチュアリコート高山」に新たに美術館がオープン。11日、開業式典が開かれました。

  新たにオープンした飛騨高山美術館は、ホテルと美術館を融合したアートギャラリーリゾートとしてリゾートトラストが開設したものです。

  ホテル2階には、旧美術館から引き継ぎいだもので、「ミシュラン・グリーンガイド」3つ星を獲得したアールヌーボーやアールデコ調のガラス作品を中心に、装飾された木製棚や大鏡など約100点が展示されています。

  なかでもフランスのガラス工芸家、エミール・ガレの花器「フランスの薔薇」の展示では、飛騨の左官職人 挾土秀平氏が手掛けた土壁を背景に、立体的な薔薇の質感や、雰囲気が演出されています。

  式典では田中明高山市長、リゾートトラストの伏見有貴社長ら4人でテープカットを行い、オープンを祝いました。

※飛騨高山美術館 向井公規館長
  「アールヌーボーやアールデコ期の貴重な銘品を数多く展示しております、今後も企画やイベントなどを行いますので、高山にお越しの際は飛騨高山美術館にお越しください」

  飛騨高山美術館は、午前10時から午後3時まで。宿泊客やメンバー以外は大人1000円、小学生以下無料で入館できます。

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