EL準々決勝・アタランタ戦に臨むクロップ監督「『アンフィールド』はこのような夜のために作られた場所」

リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、アタランタ戦への決意を語った。11日、クラブ公式サイトが同監督のコメントを伝えている。

11日にヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝ファーストレグのアタランタ戦に臨むリヴァプール。カラバオ・カップに続く今季2つ目のタイトル獲得に向け歩みを進める同クラブだが、今シーズン限りでの退任を発表している指揮官は、目の前の一戦に集中する姿勢を強調しながらアタランタの印象を明かした。

会見に出席したクロップ監督は、「準決勝と決勝が目の前に近づき、今後の可能性がさらにエキサイティングになるこの時期に、まだヨーロッパのコンペティションに参加しているということは、いつも特別なことだ」と心境を吐露。続けて、「これは私たちが先を見すぎていると言っているわけではない」と述べつつ、「この段階まで来たということは間違いなく興奮の理由であり、ここまで来た努力をさらに倍加させる理由でもある」と手応えを口にしている。

また、対戦相手であるアタランタについては、「ガスペリーニというスーパーな監督を擁するトップチームであり、これまでと同じように自分たちのすべての持ち味を『アンフィールド』に持ち込んでくるだろう」と警戒を示し、「私の経験ではアタランタは非常に戦いにくい相手だし、他のチームにとっても同じであることは明らかだ」と分析。「これは準々決勝なので、簡単な相手と対戦できると思っていたわけではない」と試合への心構えを明かした。

一方で、「これらの試練を楽しむべきである」とも発言。「『アンフィールド』はこのような夜のために作られた場所であり、チームを後押しして少し特別なことが必要な瞬間を察知するなど、スタジアムが常に気を引き締める必要がある。今夜もそうなることに何の疑いもない」と本拠地で開催される一戦に、サポーターの共闘を呼びかけている。

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