三浦市の教育旅行、25年度から民宿の受け入れ中止 高齢化で参加軒数が減少

三浦市役所(資料写真)

 シティーセールスの一環として三浦市が力を入れている教育旅行の民宿受け入れが、2025年度以降は行われないことになった。高齢化などで参加する民宿が減少しているため。市内にはホテルなど大型の宿泊施設があり、体験学習を含めた教育旅行の誘致活動は今後も取り組む。

 市は05年度から教育旅行の誘致活動を積極的に展開。15年度には全国177校の延べ約1万4千人が市内のホテルや民宿に宿泊し、試算では約1億2千万円の経済効果があったという。

 22年度は129校の延べ約9400人が利用したが、県内と東京都の学校が6割以上を占め、宿泊は約6千人。海を中心に多彩な体験をして、日帰りするケースが増えてきた。

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