4年半ぶり 米軍岩国基地関係者が献血に協力

アメリカ軍岩国基地で11日、コロナ禍で途絶えていた軍関係者らによる献血が4年半ぶりに行われました。

これは県赤十字血液センターとアメリカ赤十字社が共同で開いたものです。

2004年以降、血液が不足しがちな3月と8月の年2回、日本人の従業員を対象に献血が行われてきた岩国基地。

その後、空母艦載機移転に伴い基地の人口が増えることから、アメリカ軍の申し出を受け、2017年から軍人やその家族らも参加するようになりました。

しかしコロナ禍のため、献血バスが基地に立ち入ることができなくなり、2019年8月以来、4年半ぶりの実施となりました。

(米海兵隊員の家族)

「私たち家族は日本で素晴らしい環境にいるので、皆さんに恩返しできて嬉しい」

(県赤十字血液センター 中川拓哉 係長)

「日本全国でもアメリカ軍の基地で献血を実施するのは珍しいので、今後もご協力いただければ」

きょうは50人が献血に協力し、血液は中国・四国の9県で役立てられるということです。

© 山口放送株式会社