“12球団最低”の阪神「マジで終わってる」 不運なのか…首位中日と大差の「1.7%」

阪神・岡田彰布監督【写真:小池義弘】

ゴロが内野安打になった割合で中日は「11.7%」、阪神は「1.7%」

2年連続で最下位に沈んでいた中日が首位を走るセ・リーグ。10日に敵地で行われたDeNA戦では、15安打と打線がつながって6-1で勝利した。そんな中、セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAは、ゴロが内野安打になった割合に注目。中日が12球団トップとなっている(10日時点)。

12球団で唯一、10%を超えているのが中日で「11.7%」。内野ゴロ10本のうち1本以上が内野安打になっている計算だ。2位にはヤクルトの「8.4%」、3位には日本ハムの「6.7%」と続いており、中日の突出ぶりがわかる。一方、最下位の阪神は「1.7%」。これだと内野ゴロ50本打っても1本も安打にならない。

まだシーズン序盤でサンプルが少ないため、極端なデータとなっており、中日も阪神も平均に近づいていくものと予想される。一方で、このデータに運だけで片付けられない打撃技術や走力が関係しているのかも注目ポイントだろう。

DELTAがデータを公式X(旧ツイッター)に投稿すると、ファンも反応。中日には「これだけ高い要因は何なんだろう?」「明らかに異常値」「バグってるやろ」、阪神には「阪神終わってて悲しい」「圧倒的不運」「やっぱクソ不運じゃん」「勝てるわけなくて草」「マジで終わってる」との声が上がっている。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。

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