日本は軍国主義と決別を 自衛隊の「大東亜戦争」使用で中国

 9日の中国外務省サイトによると、同省の毛寧・報道官は同日の定例記者会見で日本の自衛隊が「大東亜戦争」という表現を使ったことに関する質問に答えた。

 記者:日本の「朝日新聞」の報道によると、自衛隊の部隊がX〈旧ツイッター〉の公式アカウントの投稿の中で「大東亜戦争」という言い方を使った。これは第二次大戦中に日本政府が使っていたもので、現在は「太平洋戦争」と言っている。日本の一部ネットユーザーの警戒心を引き起こし、「大日本帝国陸軍の復活」とする人もいる。これについてコメントは。

 毛:周知のように、日本軍国主義は侵略戦争を引き起こし、人道に対する重大な罪を犯し、地域と世界に深い災いをもたらした。質問の誤った発言は日本国民に警鐘を鳴らすだけでなく、中国を含むアジア諸国の人々の感情を深く傷つけるもので、歴史の歯車を後戻りさせようとする逆流が日本に存在していることがあらためて示された。中国は日本に対し、侵略の歴史を確実に直視し、反省して、実際の行動で軍国主義と完全に決別し、アジアの隣国や国際社会の信頼をこれ以上失わないよう促す。〔東京4月9日発中国通信〕

© 株式会社中国通信社