大谷翔平は「手を汚していない」「彼は大丈夫だ」 水原氏新報道に米メディアは一安心「これで…」

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

NYタイムズが報道、ド軍専門メディアは新たな事実に安心

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手の専属通訳を長年務めた水原一平氏が、巨額の違法賭博に関与し、大谷の資金を盗んだとされる問題について、米有力紙「ニューヨーク・タイムズ」は10日(日本時間11日)、水原氏が有罪を認める答弁を行う方向で交渉が進んでいると伝えた。これに安どした様子を見せているのが、ドジャースの地元ロサンゼルスのメディアだ。大谷が賭博や胴元への送金に関与していないと認められそうな現状を「大谷は手を汚していない」と伝えている。

「ニューヨーク・タイムズ」が連邦捜査に通じた情報源の話として伝えたのは、水原氏が罪を認める方向で交渉が進んでいることや「検事はミズハラが450万ドル以上をオオタニから盗んだ可能性がある証拠を発見した」ことだ。

さらに今後行われるとみられる水原氏の答弁について「2週間前にオオタニがメディアの前で、この一件について何も知らないとした声明を確認するものになる可能性がある」とし、3月25日(同26日)に大谷が声明として出した、賭博に関わったことはなく、胴元への送金も水原氏が勝手に行ったことという内容を追認することになるだろうとした。

米国の専門メディア「ドジャース・ネーション」はYoutubeチャンネルでさっそく反応した。「オオタニは手を汚していない。彼は100%大丈夫だ。彼のイメージに影響を与えるとは全く思わない」と、大谷の事件への関与が認められないことに安心した様子だ。

事件すら「ショウヘイにとっていいものになる可能性」

そして「これでやっと彼は地球上で最高の野球選手になることに再び集中できる。ドジャースで複数回ワールドシリーズ優勝することや、世界のリオネル・メッシと並んで地球上最大のスーパースターアスリートとしての地位を確立し、野球界で史上最大のスーパースターになることにも。これが私の最初の大きな収穫だ」と興奮気味に続けている。

大谷は今季、1号本塁打が出たのが開幕から41打席目とメジャー移籍後最も遅かった。騒動の影響で調子が上がらないと見る向きもあった。野球に集中できる環境を再び得られる点で「今日のアップデートはドジャースファンにとって、そしてMLBにとって素晴らしいものだ」としている。

さらに、この騒動すらも「これはショウヘイにとっていいものになる可能性がある」のだという。「なぜなら彼らは、今までにないぐらいオオタニをきっちりと管理するからだ。誰かが彼の口座いじることも許さないだろう」とし、今回の送金が水原氏の口座操作によって行われたと報じられたのを皮肉っている。

THE ANSWER編集部

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