【事故】漁船転覆、乗組員1人死亡 山口市秋穂沖 救助の船長は「他の船舶と衝突」

転覆した漁船大漁丸(徳山海上保安部提供)

 11日午前7時15分ごろ、山口市秋穂沖の瀬戸内海で「漁船が転覆し、海に1人落ちている」と外国船舶から第7管区海上保安本部に通報があった。徳山海上保安部によると、漁船には2人が乗っていて乗組員1人が死亡した。救助された船長は、他の船舶と衝突して転覆したと説明しており、徳山海保はこの船舶の行方を捜している。

 徳山海保によると、転覆した漁船は新宇部漁協(宇部市)所属の大漁丸(4・8トン)。漁船の船内から見つかった宇部市の乗組員(59)は、搬送先の病院で死亡が確認された。海中に転落して救助された同市の船長(59)は、底引き網漁の操業中に船舶と衝突したと話しているという。

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