茂木派「平成研究会」の解散検討 17日に対応協議

自民党の茂木敏充幹事長

 自民党の茂木敏充幹事長率いる茂木派は、総務相に届けている政治団体「平成研究会」の解散について検討に入った。茂木氏を中心とする政策集団としての活動は維持する。17日に所属議員を集め、今後の在り方を協議する。複数の関係者が11日明らかにした。

 自民は派閥の裏金事件を受けた党改革で、資金と人事に関与する派閥の解消を表明した一方、政策集団としての存続は容認した。党内では茂木派と麻生派を除く4派閥が政治団体の解散方針を決めており、茂木派の動向が注目されていた。

 平成研が解散手続きに入ることになれば、事務所も閉鎖する見通し。新たな政治団体を創設する案もあるが、方向性は定まっていない。

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