有名実業家になりすました詐欺 札幌市の80代男性が約1400万円被害

有名実業家になりすましたインターネット広告をきっかけに、札幌市手稲区の男性が投資の名目で約1400万円をだまし取られました。男性はニュースを見て詐欺だと気づき、警察に届け出ました。

被害にあったのは札幌市手稲区の80代の男性です。

警察によりますと男性は2月下旬ごろ、動画サイトを閲覧中に表示された堀江貴文氏の画像が掲載された広告をクリックしました。その後、堀江氏を騙る者とのLINEでのやりとりで、投資関係の人物を紹介されたということです。

この人物に株や原油、銀などで利益が出るなどと誘われ、男性は3月中旬から4月3日までの間、8回にわたって現金約1400万円を指定された口座に振り込み、だまし取られました。

男性は、ニュースで堀江氏を騙った投資詐欺があることを知り、きょう(4月11日)警察に通報しました。

投資に誘った人物は「銀行のスタッフに投資計画が漏れると妨害を受けるので、特に注意が必要だ」などと男性に対して話し、金融機関の窓口で詐欺を看破されないように口止めをしていたということです。

堀江氏は10日に開かれた自民党の勉強会に参加し、「広告を規制しないとだまされる人はだまされる」と述べ、対策を強化するよう訴えていました。

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