県庁食堂 出店業者再公募に3社 昨年10月ゼロで条件見直し

岡山県庁

 岡山県が庁舎(岡山市北区内山下)の大規模改修に伴いリニューアルオープンさせる「県庁食堂」の出店事業者の公募で、3社から応募があったことが11日、県への取材で分かった。昨年10月に行った公募で応募がゼロだったことから、条件を見直して再公募していた。今月下旬に事業者を決定し、7月中の開店を目指す。

 県によると、3社はいずれも県内の飲食業者。今後、提案内容について書類とプレゼンテーションで審査し、県の選定委員会で決める方針。

 県庁食堂を巡っては、食材や光熱費の高騰の影響で昨年10月の公募が不調に終わったため、180万円としていた年間使用料(県負担分を含む)を無償に設定した上で、今年3月19日から再公募し、4月11日午後5時で締め切った。

 県庁食堂は2016年まで営業した旧食堂を一新し、地下1階に整備。一般の来庁者にも開放する。県財産活用課は「事業者からの提案をしっかりと審査し、県民に親しまれる食堂をつくっていきたい」としている。

© 株式会社山陽新聞社