【マレーシア】イオンクレ、24年2月通期は増収増益[金融]

イオンフィナンシャルサービスのマレーシア子会社イオンクレジットサービス(マレーシア)が8日発表した2024年2月期決算は、売上高に相当する営業収益が前期比16.6%増の19億1,249万リンギ(約611億円)、純利益が1.5%増の4億2,402万リンギだった。

取引・融資高は16.9%増の72億9,967万リンギと好調に推移したが、営業支出が19.7%増の11億6,656万リンギに膨らんだことなどが利益の伸び悩みにつながった。不良債権比率(NPL)は2.57%で、前期末の2.89%から低下した。

第4四半期(23年12月~24年2月)の売上高は前年同期比15.9%増の5億157万リンギ、純利益は24.7%増の1億1,892万リンギだった。

今後の経営方針については、国際情勢の緊張やインフレ圧力の高まり、不安定な金融市場の見通しなどを考慮し、慎重な姿勢を維持していく考え。優良資産の育成に力を注ぎ、融資リスクを注意深く監視しながら、業務効率を改善するためのIT化を進めて業績の伸びを実現したいとしている。

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