永瀬廉&高橋海人、3万人のTiaraと“花火デート” 「いろいろ心配を…これからも信じて応援して」

King & Princeの高橋海人(左)と永瀬廉(右)

ZOZOマリンスタジアムで「King & Princeとうちあげ花火」を開催

King & Princeの永瀬廉、高橋海人が11日、千葉・ZOZOマリンスタジアムで音楽と花火がシンクロしたダイナミックエンターテインメント「King & Princeとうちあげ花火」を開催した。

デビュー5周年の最後を締めくくるイベント。King & Princeのデビューシングル『シンデレラガール』から14枚目シングル『愛し生きること/MAGIC WORD』までの歴代の代表曲とともに、1万3000発の花火が打ち上がる。音楽とシンクロして咲き誇る花火は打ち上げのタイミングや滞空時間も緻密に計算。この日、ZOZOマリンスタジアムにTiara(ファンの総称)約3万人が集結。会場の外にもフードコートや、やぐらDJエリアなどが設けられた。5月22日には山口公演が開催され、今回の千葉公演との合計で約6万人の動員を予定している。

開演前、2人は取材陣の前にさっそうと登場した。永瀬は黒のTシャツにブラウンのパンツ、高橋は白のTシャツにデニムを合わせたラフなスタイル。今回のイベントに込めた思いを聞かれると、高橋が笑みを浮かべて言った。

「この5周年に向けてみんなで、ずっと5周年の締めくくりに何ができるかと考えていました。『花火大会ができるよ』と教えていただいて、『ぜひ、やらせてください!』って言いました。自分たち的にも、ファンのみなさんと一緒に過ごす時間をたくさん作って、感謝を伝えていきたいなっていうのと、走り続けてきた5周年を、みんなで花火を見ながら振り返れるのは楽しみです。ずっとこの日が待ち遠しかったので、今からワクワクしています」

そして、「今回の打ち上げ花火に関しては、僕らも招き入れるっていうよりかは、『一緒に参加して楽しむ』っていう感覚が強いですね」と心境を明かした。

永瀬も声を弾ませて言った。

「5周年と新たなスタートにもなる年だったので、いろんなことをして盛り上げていきたいなと。ファンミーティングであったり、僕たちが今までしたことがなかったようなことにたくさん挑戦させていただきつつ、アイドルとしてのお仕事もちゃんと全うさせていただいて。激動の年の最後に花火大会っていう。今までうちの事務所の方々もあんまりしたことがないような挑戦。そして、花火って誰しもが嫌いな人がいないであろう、素晴らしい催し物で締められるのは喜びでいっぱいです」

しかし、当初は打ち上げ花火と想定していなかったようだ。永瀬は「最初この規模だと思ってなくて。聞いたときは、おのおので手持ちの花火を持ち寄ってみたいな……。そういうことやと思ってたのよ」と勘違いしていたことを明かし、笑いを誘った。

一番こだわったポイントはグッズで初の試みとなった「顔面クッション」。永瀬は「もう、本当に自分たちの顔面に自信がある人たちじゃないと出せないグッズやと思うから」と言い、高橋も「僕は写真のチョイスを結構、熱心にさせていただいたんです」。永瀬が「僕は1発やったけどね」とドヤ顔を見せると、高橋は「自信満々だった」と永瀬の様子を振り返った。

デビュー6周年の記念日となる5月23日には、15枚目シングル『halfmoon/moooove!!』の発売が決定している。

高橋「5周年はたくさん振り返って、懐かしんで、いとしんでっていうことをやってきたんですけど、6周年からは次なる歴史を作っていく年になっていくと思うので、とにかく前向きに『King & Princeだったらこんなにワクワクできるんだ』って思ってもらえるように、1つ1つの作品やイベントに丁寧に打ち込んでいけたら」

永瀬「海人と話していることの1つとして、新しいことをどんどんやっていきたい。打ち上げ花火に関しては僕らが初めて。うちの事務所の先輩方でもやったことがあるグループがいない。ファンの人たちにも、まあ言うたら違う刺激ですし、違う刺激じゃないけど、なんかKing & Princeを応援しているといろんな経験ができて、飽きないなと思ってもらえるような。6周年も勢いを落とさず、10周年、15周年、20周年に向けて、より勢いのあるスタートダッシュにしていけたらなって思いますね」

ファンは「推し」と束の間の“花火デート”を楽しむことができるため、永瀬は「そうっすね。花火デート。だいぶ女の子を引き連れちゃってるけどね、俺ら」とほほ笑んだ。

前日10日には、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)のタレントやスタッフの移籍先となる新会社・STARTO ENTERTAINMENTが本格的に始動。東京ドームで初のイベント『WE ARE! Let’s get the party STARTO!!』を開催した。

感想を求められた永瀬は「本当に去年からいろいろ心配とか不安を感じさせてしまうことが多かったと思うんですけども」と前置きして言った。

「昨日、事務所の先輩方含め、たくさんの方々とライブをして、本当にファンのみなさまの不安を少しでも取り除けるような意思や姿勢をパフォーマンスで、精一杯込めさせていただきました。これから先輩方も含め、各々のグループが元気が出るようなパフォーマンスをいろんな形で伝えていくとは思うので、心配せずにこれからも我々のことを信じて、楽しんで応援していただけたらなと思います」

高橋も実感を込めて言った。

「昨日のステージに立てたことで自分たちも前向きになれたと思うし、勇気を持ってこれから進んでいこうって思いましたし、よりみんなを笑顔にさせたいって思いました。自分たちも6周年目に入っていくので、より一層、廉にもそうですし、周りのスタッフさんや仕事で一緒になる方々、何よりファンのみんなに今まで以上に感謝を持って、これから頑張っていこうって思いました」

本番が始まると、2人は『なにもの』『名もなきエキストラ』を歌唱。トークパートで高橋は「トイレ行きたくなったら、ちゃんと行くこと」と呼びかけた。

メインステージの画面には「60」からカウントダウンが始まった。そして、『シンデレラガール』から色とりどりの花火パートが始まり、会場に詰めかけた大勢のファンを魅了した。永瀬と高橋もステージ後方のステージで、打ち上げ花火をファンとともに楽しんだ。花火パートのラスト前には、永瀬と高橋は甚平に衣装チェンジしていた。

最後はKing & Princeとファンの絆を感じさせる楽曲『ゴールデンアワー』の歌唱と打ち上げ花火がコラボし、会場を大いに沸かせた。

※高橋海人の「高」の正式表記ははしごだかENCOUNT編集部

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