かほく市9年連続人口増 昨年度は67人増

 かほく市の2023年度末の人口が3万6007人で確定し、前年度末に比べて67人増えたことが分かった。市の人口は15年度から9年連続の増加となった。

 市によると、23年度の出生数は313人で、18年度に並んで過去最多タイを記録した。転入は1184人だったのに対し、転出は985人となった。

 市の人口は04年の旧3町による合併以降、減少傾向にあったが、定住促進や子育て支援策に力を入れて反転。15年度以降は増加が続いている。ただ、今年3月は単月で36人減少し、特に地震による液状化で甚大な被害を受けた大崎地区が28人減った。

 市が新婚世帯の家賃を補助する事業については、3月の申請件数が1件のみとなった。例年は年度末に申請が増えるが、大崎や能登の被災者が避難のため市内のアパートに移り住み、空きがなかったのが要因とみられる。

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