ドローン飛ばし空から交通安全 県警、初の街頭活動

ドローンを飛ばす隊員=富山市針原中町

 富山県警ドローンパトロール隊による初の交通街頭活動が11日、富山市針原中町の交差点で行われた。春の全国交通安全運動期間に合わせた活動で、ドローンを飛ばし、周囲の交通状況を確認した。

 隊員がドローンを操作し、搭載されたカメラからの映像で車の通行や子どもの接近を把握した。状況は随時、交差点で交通監視している警察官に伝えられ、通学中の児童ら歩行者の安全な誘導につなげた。

 県警のドローンパトロール隊は、災害や事件事故の初動対応を強化するために新設された。操縦資格を持つ警察官9人を配置し、ドローン3台を配備した。今月から運用を始め、これまでに行方不明者の捜索に出動し、ドローンを活用している。

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