ふるさと巡り=北東伯の日系社会を訪ねて(2)=「輝かしい未来が見えた」

大塚さんのマンゴー畑にて家族写真。(左から)三女カレン・チエミさん、妻フランシーナ・コエーリョさん、長女ミネイア・カズメさん、英二さん、三女ケジア・リエさん

 サンランシスコ河の遊覧船上で涼しい風を浴びながら参加者と共にお昼を食べていると、一人の参加者が「1975年頃にペトロリーナに来た大塚さんって人がこの地に貢献したって聞いたことがあるな」と呟いた。早速、現地ツアーガイドに大塚さんの存在について尋ねると、「直接話す方が早いわ」と言って、大塚さんの娘ミネイアさんの連絡先を教えてくれた。
 大塚英二さんは1953年、大分県津久見市で生まれた。18歳の時、10歳年離れた兄のマサカツさんが、兄一家でブラジルへ渡ることを決めた。好奇心の強かった英二さんもブラジル行きを望み、結果、両親と共にブラジルへ渡ることになった。

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