元Krushフェザー級王者の篠塚辰樹(25)が、日本格闘技界に新風を巻き起こそうと意欲を燃やしている。
篠塚は11日、東京・港区で行われた会見に出席。「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)に日本人初となるベアナックルルールで参戦ると明かした。
ベアナックルルールでは、グローブを使わずにバンテージのみを巻いて殴り合う。危険極まりないが、米国を中心に急成長を遂げている格闘技の一つだ。
篠塚は2月、米・マイアミでベアナックルの試合を観戦。「生で(ベアナックルを)見て、普通にただ『やりてー』って。ここで試合したいと思った」と感化されたという。
1か月前から素手ボクシングに特化した練習に取り組んでいる。拳立て伏せやリングのコーナーポストに手の甲を打ちつけ拳を強化。「めちゃくちゃ変わってきた。この辺(手の甲)が硬くなってきて、強くなっている」と手ごたえを感じている。
篠塚は「日本に(ベアナックルを)持ってこれたので。(ベアナックルをやりたい)日本人も出てくると思う。日本人初のチャンピオンになろうかなと思ってます」と意気込む。会見時点で未定の対戦相手に対しては「(言うことは)ないです。骨3本くらいちぎります」と強気に語った。
〝プロブレムボーイ(問題児)〟の異名を持つ男が、強じんな拳で旋風を巻き起こすつもりだ。