小池百合子都知事に〝学歴詐称〟再燃 告発した小島敏郎氏に私怨はあるか

小池知知事

小池百合子東京都知事の学歴詐称疑惑が再燃している。

発売中の月刊「文芸春秋」に小池氏の元側近だった小島敏郎氏による「私は学歴詐称工作に加担してしまった」という内容の告発記事が掲載。小池氏はカイロ大学卒業を巡って過去にも「本当に卒業したのか」と疑惑の目を向けられてきたが、新たな証言が出てきたと話題になっている。

7月に東京都知事選が行われるという時期ゆえ、この手の話題は風物詩ともいえるが公人の経歴に関わることだけに騒動になるのは当然。様ざまな人が意見を披露している。

例えば元大阪市長で弁護士の橋下徹氏は11日までに「X」(旧ツイッター)で「【かつての外部人材の批判的言説には要注意】」と投稿。「首長が外部人材を活用すると、その後両者が対立関係になることが多々ある。外部人材が自分の意見こそ絶対的に正しいと思い込み、それを採用しない首長を攻撃するのだ。小島氏は築地市場の移転問題や、今の神宮外苑再開発について小池さんと見解が対立していた」と指摘。小池氏側近だった小島氏が〝元〟側近になっていることに注意が必要だという。

小池氏と何かあったのか。都政関係者は「小島氏と小池氏というよりも、小島氏は荒木千陽氏とうまくいってなかった」と指摘。荒木氏は小池氏の元秘書で都民ファ代表を務めた、小池氏の最側近の1人だ。告発記事にも名前が出てくる。一方で小島氏も都民ファ事務総長だった時期がある。

「荒木氏の党運営を不満に思っていた議員は多く、党を出た人たちもいた。彼ら彼女らと小島氏が〝反荒木会〟を開いたと報じられたこともあります。荒木憎しという気持ちはあったかもしれない」(同)

感情のしこりがありそうだが、問題は告発の中身。今後の展開に注目が集まっている。

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