メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平選手の元通訳・水原一平氏が違法賭博に関わったとされる疑惑で、アメリカの捜査当局は水原氏について、日本円で約24億5000万円を不正に電子送金した銀行詐欺の疑いで訴追しました。
【写真5枚】大谷翔平選手の口座から約24.5億円を不正に送金か 訴追された元通訳の水原一平氏
米捜査当局「強調したいのは、この件で大谷選手は被害者だということ」
2024年4月11日、アメリカの連邦検察などは会見を開き、水原一平氏を1600万ドル(=約24億5000万円)を不正に電子送金した銀行詐欺の疑いで訴追したと発表しました。
大谷選手の銀行口座の連絡先が水原氏の電話番号などに変更され、銀行とのやり取りの電話では、水原氏が大谷選手になりすまし、送金を承認させようとする様子が記録されていたということです。
米捜査当局の会見:
強調したいのは、この件で大谷選手は被害者だということだ。
大谷選手が関与していたことを示す証拠はなく、水原氏は胴元と、大谷選手から金銭を盗んでいることを認めるやりとりがあったということです。
大谷翔平選手の元通訳・水原一平氏の“違法賭博疑惑”発覚から約3週間。
大谷選手は先月行った会見で
「僕はもちろんスポーツ賭博に関与していないですし、ブックメーカーに送金していたという事実は全くありません」
と自身の関与を真っ向から否定。
水原氏の不正送金についても、
「数日前まで彼がそういうことをしていたのも全く知りませんでした」
「(水原氏は)僕の口座に勝手にアクセスしてブックメーカーに送金していたと僕に伝えました」
と説明していました。