キャップから異臭、PLANTが「天然水」20万本を自主回収 自社ブランド飲料、健康被害の報告なし

キャップから異臭がするとして回収された「天然水」

 PLANT(本社福井県坂井市)は4月11日までに、自社ブランドのペットボトル入り飲料「天然水」(500ミリリットル)を自主回収すると、ホームページで発表した。カビのような異臭がすると消費者から指摘があり、同社がキャップから異臭を確認した。これまで健康被害の報告は入ってないという。

 対象は、キャップに記載された賞味期限が2026年3月で、続けて「ABA」「ABB」「ABC」「ABD」「ABX」「ABY」「ABZ」の表示がある商品。3月2日から今月8日まで福井県内外18店舗とEC(電子商取引)サイトで約20万7800本を販売し、県内では約1万2800本が購入された。

 いずれも岐阜県内の会社に製造委託しており、この会社の検査では飲料から細菌やカビは検出されなかった。異臭の原因は調査中としている。イオンも今月に入り、同じ会社で製造された飲料水で同様の回収を行っている。

 PLANTは「今後このようなことを発生させないよう製造会社の運営体制をしっかり確認していく」としている。問い合わせはPLANT各店舗か、お客様相談窓口=電話0776-72-0300。

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