鷹の4番・山川が6日ぶりマルチ安打&3打点!五十嵐亮太氏「本来の力がどんどん発揮されるんじゃないかな」

◆ 「“自分が来たのはどういうことなのか”と…」

ソフトバンクは11日、北九州での日本ハム戦に6-3で勝利。「4番・一塁」でスタメン出場した山川穂高は先制打を含む3打数2安打3打点の結果を残した。

5日の楽天戦以降無安打が続いていた山川だったが、この日は先制された直後の初回、一死一・三塁のチャンスで打席が回ってくると同点適時二塁打を放ち、自身6日ぶりとなる安打・打点をマーク。

続く3回も先頭で四球を選ぶと、勝ち越した直後の7回には二死二・三塁から内角のツーシームを左翼前にはじき返す2点適時打でチームに貴重なダメ押し点をもたらした。

4番の仕事を果たした山川の活躍について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した五十嵐良太氏は「こういうのが続けば山川選手本来の力がどんどん発揮されるんじゃないかなと思います」と称賛した。

同じく出演した谷沢健一氏も「熊本では3回続いてチャンスで打てなかったですからね」と悔しい結果に終わっていたここ数日を振り返りつつ、「このマーフィーからのフルカウントからの2点タイムリー、これは前回のチャンスでの凡退をバッターっていうのはすごく気にしてね、早く取り戻したいんですよ。先発ピッチャーは中6日かかるけど、バッターは次の試合でタイムリー打てばそれで気持ち切り替わりますから」とコメント。

現役通算2062安打を誇る自身の経験を踏まえて打者心理を語り、結果が出た事によって不振から状態も上向いていくとの見方を示した。

これには五十嵐氏も「(ここ数日は)プレッシャーが強かったと思いますね。打点であったりホームランが期待される中で結果を残せないと“自分が来たのはどういうことなのか”と自問自答してしまう。そんな中で結果が出て一安心っていうところ」と語り、苦悩していた胸中に寄り添いつつ、谷沢氏と同じく今後の状態に期待を寄せた。

山川は開幕から4番に座っていたが、打率.195とここまでの状態は決して良くなく、特にここ数試合は好機でことごとく凡退に倒れるなど少々“らしくない”姿を見せていた。1週間ぶりの活躍で、ここからパフォーマンスを上げていけるか。引き続き注目していきたい。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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