厚木王子高等学校 新たな歴史をスタート 校章も発表 厚木市・愛川町・清川村

新しい校章デザイン

厚木東高等学校と厚木商業高等学校の再編・統合による県立厚木王子高等学校(宗方泰司校長)の開校式が4月5日、同校体育館で行われた。当日は在校生のデザインした新たな校章もお披露目された。

厚木王子高等学校は、2018年の県立高校改革実施計画II期案により、厚木東高校と厚木商業高校の再編・統合に向けた動きを開始し、今年4月から開校となった。

これにより、新たな生徒数は1048人。普通科と総合ビジネス科が併置され、多様な配置科目等により、大学進学と就職、実社会を生き抜く力を育む幅広い学びの実現を図る。

開校式には、両校の制服姿の2・3年生約690人が参加。厚木商業高等学校から同校の初代校長に就任した宗方校長は「開校に向け、ご尽力・ご支援いただいた皆様に感謝します。歴史ある2校の伝統と成果を継承し、2つの学科に虹のような懸け橋をかけてほしい」と在校生に向けて呼び掛けた。

また当日は新1年生が着用する新たな制服をはじめ、学校の顔となる新校章を発表した。78件の公募から、3回の審査会を経て投票で選ばれたのは、同校普通科3年の亀崎七海さんの作品。

壇上に上がった亀崎さんは「地域と学校の互恵性を意識し、中央の王の漢字は2つの学校が一つの高校になることを表しました。下にある5対の葉は厚木市のサツキの葉に高校のグラデュエーションポリシー(見通す力・解決力・振り返る力・実行力・協働力)を重ねたもの。二度とない機会、こうして携われたことを光栄に思っています」と話した。

開校式であいさつする宗方校長

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