ヤクルト高橋奎二、好投も悔しい敗戦投手に…それでも「段階としては悪くない」と五十嵐亮太氏は次戦に期待

◆ 「四球と三振が比較的比例しちゃう」

ヤクルトが巨人に完封負けを喫し、このカード連敗スタートとなった。先発したヤクルトの高橋奎二は、巨人先発の菅野智之と投手戦を展開。5回までお互い無失点ピッチングを披露したが、高橋は6回表、2死から小林誠司を詰まらせながらもレフト前に落とされ先取点を献上してしまい、この回でマウンドを降りた。

6回111球、被安打4、与四球5ながら奪三振9の内容に、11日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した五十嵐亮太氏は「球数が多くなってしまったんですけれども、三振が取れるっていうところで比較してもらったらわかるんだけど」と前回の先発時は奪三振6で与死球が1。今回は奪三振9で与四球が5の内容を比較。「4月4日と今日を比較した場合、三振の数は今日の方が多いんだけど、フォアボールの数は最初の方が少ない。フォアボールと三振が比較的比例しちゃうんですよね。フォアボールが少ない時は三振も少ないけど、フォアボールが多いときは三振も多い」と分析した。

そのうえで「多分本人の中で色々調整しながらやっていると考えると、段階としては悪くないんですよ。ストライクゾーンで勝負はしていってるので。なので、ある程度玉数を絞りながらですね。三振も取れるようなピッチングができてくると。高橋は今年、活躍が期待できるんじゃないかなと思います。5月も(防御率)0点台ですもんね」と現在の取組が功を奏せば、一気に波に乗るピッチングができると予想した。

ポテンシャル十分の左腕が覚醒すれば、ヤクルトの成績もそれにつれて上がっていくはずだ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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