水原氏の賭博の負け総額280億円、損失62億円…色濃いギャンブル依存症 大谷口座で野球カード4900万円購入情報も

水原一平氏(左)と大谷翔平【写真:ロイター】

米ESPNが詳細を報道

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手の通訳を務めた水原一平氏が違法賭博に関わったとされる問題で、水原氏が大谷から1600万ドル(約24億5000万円)超を搾取した容疑で訴追されたと米メディアが一斉に報じた。米スポーツ専門局「ESPN」によると、水原氏がギャンブルの純損失額は4067万8436ドル(約62億3320万円)に及んだという。

記事によると、水原氏は2021年9月にギャンブルの胴元と賭博を始め、年末には巨額の損失を負ったという。訴状によると、水原氏は同年9月から2024年1月までの2年以上の間に1日平均25回、計1万9000回賭け、金額は1回10ドル(約1500円)から16万ドル(約2450万円)。捜査当局が持っている情報として、その期間に水原氏は計1億4200万ドル(約217億5970万円)勝ち、計1億8300万ドル(約280億4110万円)負けた。純残高はマイナス4067万8436ドル(約62億3320万円)となったという。

韓国で開幕シリーズが行われた3月20日の試合後のロッカールームで、自身がギャンブル依存症だったとドジャースの選手らに打ち明けていた水原氏。現時点で明らかになっている搾取した金額は1600万ドルだが、実際はそれ以上に及んでいる可能性もある。

さらに、米司法省からの発表した内容によると、水原氏は今年1月から3月の間、約1000枚の野球カード(約32万5000ドル=約4980万円)を購入するために大谷から搾取していた口座を使ったという。「Jay Min」という偽名を使い、クラブハウスの自身宛に郵送させていたという。

THE ANSWER編集部

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