水原氏、発覚当日に「僕が盗んだ。すべて終わりだ」 胴元との生々しいメッセージ判明、脅迫じみた内容も

水原一平氏【写真:Getty Images】

米ESPNが詳細を報道

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手の通訳を務めた水原一平氏が違法賭博に関わったとされる問題で、水原氏が大谷から1600万ドル(約24億5000万円)超を搾取した容疑で訴追されたと米メディアが一斉に報じた。続々と情報が明るみになる中、米スポーツ専門局「ESPN」は水原氏と賭博の胴元との間で交わされた生々しいメッセージを掲載している。

記事によると、水原氏は2021年9月にギャンブルの胴元と賭博を始め、2年余りの間に総額4067万8436ドル(約62億3320万円)の損失を出した。記事は供述書をもとに報じており、水原氏は胴元に対し、限度額の拡張を求めるテキストメッセージを何度も送っていた。2022年11月14日、「僕はスポーツ賭博が下手すぎるようだね(笑)……限度額、また広げられない? 知っての通り、返済しないことを心配する必要はないよ!!」との内容を送信したという。

一方で、翌年11月頃には胴元との関係性に変化が生じ、この年の11月17日、胴元は「なぜ電話に出ない? 私はニューポート・ビーチにいる。(大谷が)犬の散歩をしているのを見た。返事をよこさないから、どうすれば君と連絡がとれるか彼に直接聞くぞ? すぐに電話してくれ」と水原氏に脅迫じみたメッセージを送信したという。もちろん、記事では胴元が大谷と実際に接触した事実はなかったと伝えられている。

さらに、今年3月20日、大谷の口座から違法賭博の胴元に送金されたという第一報が報道された際、水原氏は胴元に報道を見たか確認するメッセージを送信。胴元は「見た。でもこんなのでっち上げだ。もちろん、君は彼(大谷)から盗んでいない。これが、かばうためだということは完全理解しているよ」と返信したが、水原氏は「厳密に言うと、僕は彼(大谷)から盗んだんだ。もう、すべて終わりだ」と観念した内容を送信したという。

THE ANSWER編集部

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