冬服は20通りから選択 米沢鶴城高全日制の制服、運動着発表

米沢鶴城高の制服と運動着=県庁

 県教育委員会は11日、米沢工業高と米沢商業高が統合し2025年4月に開校する新高校「米沢鶴城(かくじょう)高校」の全日制の制服と運動着を県庁で発表した。冬服は詰め襟やジャケット、スラックス、スカートなどから性別に関係なく選択でき、ネクタイなどを含めた組み合わせは全20通り。多様性に配慮した。ネクタイとリボンはストライプ柄で、米織を採用した。

 県高校未来創造室によると、冬服の上着は詰め襟、襟なしジャケット、ブレザーの3種類で、下は無地のスラックスとスカート、チェックのスラックスとスカートの4種類。上着と、無地のスラックスとスカートは紺をベースとし、米工と米商の制服で使われている紺やグレー、えんじを含む19色をミックスした生地を使っている。

 夏服の上着は白の襟付きニットシャツ(長袖、半袖)、セーラーカラーブラウス(同)、半袖のポロシャツ(白、紺)を用意した。運動着は紺を基調としている。吉田武史室長は「多様な個性を持つ生徒が、地域や社会で活動しながら成長する姿をイメージした。自分に合ったものを選んでほしい」と話した。

 新高校には全日制と定時制を置き、定時制は制服を指定しない。全日制の入学定員は工業科が200人、商業科が80人。定時制は総合学科40人。25年度までは夜間、26年度以降は昼間の定時制となる。

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