水原容疑者、13日に出頭へ…米報道 24.5億円の不正送金、保釈の可能性大か

水原一平容疑者【写真:荒川祐史】

水原容疑者が大谷だと偽り銀行員に送金を許可させていたことも発覚

ドジャース・大谷翔平投手の通訳を務めていた水原一平容疑者が、12日(日本時間13日)に出頭する見込みとなった。米メディア「ジ・アスレチック」のサム・ブラム記者は「イッペイ・ミズハラは明日、連邦当局へ出頭することに合意した。連邦検事のスポークスパーソンが明かしている」と報じた。

また米メディア「ABCニュース」は「ロサンゼルスのダウンタウンにある連邦裁判所で、米東部時間5時以降に最初の出廷をする可能性が高い。ミズハラは罪状認否をすることは求められないだろうと当局者は語っている」と伝えた。保釈される可能性が高いという。

米複数メディアによれば、水原元通訳は大谷の銀行口座にアクセスし、1600万ドル(約24億5000万円)以上を違法なブックメーカーに不正送金したとしている。これまで不正送金額は450万ドル(約6億9000万円)以上とされていたが、実に3倍以上となる。

米連邦検察当局は11日(同12日)に、水原元通訳を銀行詐欺容疑で訴追したと発表した。ロサンゼルスで会見を行ったマーティン・エストラーダ連邦検事は「オオタニはこの件における犠牲者であると考えられている点を、私は強調したいと思います」などと話していた。

大谷が水原元通訳のギャンブルについてや、借金返済のために大谷の口座を使用していたことについて知っていた証拠はないという。さらに銀行の電話記録から、水原元通訳が大谷だと偽って銀行員に送金を許可させていたことなど、衝撃の事実が次々と明らかになっている。(Full-Count編集部)

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