小田急エージェンシーら、XR広告と3Dビジョンを用い実証実験を実施 Tesla自動車の走行映像を放映

小田急エージェンシーと小田急電鉄は、Tesla Motors Japanとpalanの協力のもと、XR技術と新宿駅南口の裸眼3D対応屋外広告媒体「新宿サザンテラスビジョン」を使用した広告の実証実験を行う。

同実証実験では、XR技術を裸眼3D対応屋外広告媒体と掛け合わせることで、従来の広告にXRによる付加価値を持たせ広告的価値が向上するかを検証。さらに、XR技術の発展に向けた技術的課題の洗い出しや屋外広告の新たなルール構築の素地作り・課題点の抽出を目的とする。

具体的には、Teslaの「Cybertruck」やミッドサイズセダンの「Model 3」、ミッドサイズSUVの「Model Y」などの走行映像を3D映像として放映し、その動画内に表示された二次元コードを通行者がスマートフォンで読み取ることでXR体験ができるコンテンツに誘導。コンテンツでは画面上のCybertruckをラジコンのように操ることができたり(AR)、乗車視点の疑似体験ができたりする(VR)。

このXRコンテンツは、palanの提供するWebARプラットフォーム「palanAR」によりアプリのダウンロード不要でWebブラウザにて体験可能だ。これにより、デジタルサイネージからスマートフォン画面へのシームレスな広告体験を実現する。

なお同実証実験の期間は2024年4月17日から4月30日まで、各日10:00~17:00にコンテンツの放映を行う。

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