博報堂DYHDと鶴岡・先端研が協定 課題解決、人材育成

協定書を掲げながら握手する荒川和晴所長(左)と水島正幸社長=鶴岡市先端研究産業支援センター

 慶応大先端生命科学研究所(鶴岡市、荒川和晴所長)は11日、広告大手博報堂などの持ち株会社「博報堂DYホールディングス」(東京、水島正幸社長)と、社会課題の解決や人材育成に関する包括連携協定を締結した。

 主にバイオサイエンスを軸とした同研究所の研究成果と、博報堂の創造性やマーケティングノウハウなどをかけ合わせ、地域や社会の課題解決や新たな価値の創造を目指す。両者のネットワークも活用し、次世代をリードするプロフェッショナル人材の育成も図る。

 締結式は同市先端研究産業支援センターで行われた。水島社長は「連携を機に新たな価値が生まれ、地域社会の課題解決につながることを願う」、荒川所長は「鶴岡は地方創生が起きている場所。協定を基に新たな取り組みを展開していきたい」とそれぞれあいさつし、協定書に署名した。同研究所は2018年から企業と同様の包括連携協定を結んでおり、今回で8社目。

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