「個人投資家応援フェスタ」 名証が開催、400人聴講

講演する須田氏

 名古屋証券取引所は11日、名古屋市中区の中日ビル「中日ホール&カンファレンス」で、「名証 個人投資家応援フェスタ」を開催した。中日ホールオープニングイベントの一環。400人の定員に対し千人を超える応募があり、投資に対する関心の高さがうかがえた。

 1部は投資経験中・上級者向け、2部は若年層・働く世代向けの講演会を実施。投資未経験者限定のセミナーも別会場で開催した。

 冒頭、竹田正樹社長が「2022年の市場整備をきっかけに名証上場のメリットをPRし、昨年度末比の上場企業数は、一昨年度末に比べ5社純増となった。名証の個人投資家を重視する市場というコンセプトが、企業からも評価いただいた結果ではないか」と、名証の現状を紹介した。

 その後、経済ジャーナリストの須田慎一郎氏が「2024年、本格的景気拡大期へ突入する日本経済」と題して講演。須田氏は「バブル経済を最後に、景気拡大期は一度もなかった。今年は失われた30年にピリオドを打つ年だと思う」などと語った。

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