戦列復帰は間もなくか。横浜FCの井上潮音が着々と準備している。
フル出場した開幕の山口戦で負傷。その後は懸命のリハビリを続け、ようやく全体練習にも参加。４月14日の10節・藤枝戦を数日後に控えたトレーニングでも、紅白戦などで元気な姿を見せた。
現在のコンディションを問われれば、「だんだん上がってきているかなという印象」と応じ、「思い切りよくプレーできています」と手応えを示す。
改めてボールを蹴れる喜びを噛みしめている。
「リハビリが空けて、部分練習とか入った時に、やっぱりサッカーは楽しいなと思いました。試合でピッチに立って、自分のプレーを楽しくやりたい」
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ピッチに戻った時、中盤のオーガナイザーはどんなパフォーマンスを示すか。
「相手が引いた時、自分たち手動で点が取れるようにならないと、勝点を落としてしまう。そこは自分が入って、相手を動かすとか、そういう役割を担えればいいかなと思っています」
在籍２年目。昨季は主軸として奮闘し、J１復帰を目ざす今季も活躍が求められる１人だ。「期待されているのは分かっていますし、それはピッチでしか示せないと思っています」と意気込む井上の“完全復活”を楽しみに待ちたい。
取材・文●広島由寛（サッカーダイジェストWeb編集部）
