「本当に最悪だった」 クロップ監督、本拠での惨敗に落胆「多くの場面で孤独に見えた」

リバプールが今季、アンフィールドで初の黒星【写真:ロイター】

アタランタ相手に0-3で敗れた

イングランド1部リバプールは4月11日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝ファーストレグでイタリア1部アタランタと対戦し、ホーム・アンフィールドで0-3の完敗を喫した。日本代表MF遠藤航は先発出場を果たしたが、後半31分に退いた。ユルゲン・クロップ監督の試合後のコメントをリバプール専門メディア「Liverpool.com」が報じている。

リバプールにとって衝撃的な敗戦となった。ボールを握りながらも、先手を取られたのが前半38分。左サイドを攻め上がられるとDFダビデ・ザッパコスタが低弾道のクロスを送る。これをFWジャンルカ・スカマッカがダイレクトで合わせて先制点を挙げた。前半を1点ビハインドで折り返したリバプールは反撃に出るものの、後半15分にアタランタに追加点を許す。再びスカマッカに決められた。遠藤が途中交代となった後の同38分にはMFマリオ・パシャリッチにダメを押されてホームで0-3の完敗となった。

リバプールは今季公式戦26戦目でアンフィールド初黒星。クロップ監督は試合後の中継で「残念ながらこの試合に関して本当にポジティブなことは何も言えない」とコメント。「酷いパフォーマンスだったし、それが現状。それで私たちは負けた。多くの選手が多くの場面で本当に孤独に見えた。本当に最悪だった。最終的には最大のチャンスがあったのにそれを生かすことができなかった」と、ただただ肩を落とした。

敵地で行われるセカンドレグで3点が必要となった。4強進出には“黄信号”となり、クロップ監督にとってリバプールラストのELタイトル獲得が遠のいた。「Liverpool.com」は「これがアンフィールドでのクロップのヨーロッパ最後の夜になることを避けるためにこれから奇跡を起こさなければならない」と逆転の可能性を指摘していた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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