新日本プロレス12日(日本時間13日)の米国・シカゴ大会でジョン・モクスリー(38=AEW)とのV3戦に臨むIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也(41)が、前日会見で制御不能ぶりを見せつけた。
内藤は6日両国大会で「NEW JAPAN CUP」覇者・辻陽太の挑戦を退け2度目の防衛に成功。試合後はシカゴ大会でシングルマッチが決定していたモクスリーと対峙し、同戦を王座戦に変更することで合意した。
長距離移動に加えて〝中5日〟の超ハードスケジュールとなるが、前日会見に出席した内藤に疲労の色は見えなかった。「オラ、アミーゴス、コモエスタス」とスペイン語であいさつすると「まずは、ここシカゴにIWGP世界ヘビー級王者として来れたことをうれしく思います」と笑みを浮かべた。
内藤はモクスリーに2019年7月のG1クライマックス公式戦で敗北を喫している。「やっとあの時のリベンジをする時がきました。しかも米国でリベンジできるということで、こんなにうれしいことはないし、彼的にもこんな屈辱的なことはないでしょう。早くリングに立ちたいですが、そこはトランキーロ…焦らずに、明日ゴングが鳴るその瞬間を楽しみに待ちたいと思います」と余裕をのぞかせた。
互いに調印書にサインを入れると、写真撮影の時間に。闘志を抑えきれずに荒ぶる様子のモクスリーに対し、内藤は焦らすようにスローな動きで立ち上がる。さらにのん気にペットボトルの水を飲むと、再び座ってからまたゆっくりと立ち上がるという、不毛な動きでモクスリーをイラつかせた。何とも挑発的な表情で会場を去って行った内藤。米国の地でベルトを守り抜くことができるのか――。