決勝ラウンド進出は何位まで? マスターズの予選カットライン変遷

出遅れる初日となった松山英樹と久常涼 ※撮影は練習日(撮影/高藪望)

◇メジャー第1戦◇マスターズ 初日(11日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555 yd(パー72)

松山英樹と久常涼が第1ラウンドで出遅れた。日没サスペンデッドの前にホールアウトし、それぞれ4オーバー暫定75位タイ、6オーバー85位タイ。決勝ラウンド進出に向けて2日目は挽回が求められる。36ホール終了時点での上位50位タイがカットラインだ。

1934年に始まったマスターズでは57年から予選カットが設けられ、61年までは上位40位タイまでが決勝ラウンドに進出した。

62年から2012年までは上位44位タイまで、それ以下でも36ホール終了時点での首位と10打差以内(通称=10ショットルール)であれば予選を通過。13年から19年までは上位50位タイ、同じく首位と10打差以内も救われたが、20年に“10ショットルール”が撤廃された。

他の男子メジャーは「全米プロ」と「全英オープン」が上位70位タイ、「全米オープン」は上位60位タイがカットラインに設定されている。なお、PGAツアー(米国男子ツアー)で予選カットが設けられる大会のラインは上位65位タイ。2022年にスタートしたLIVゴルフは出場選手全員が3日間54ホールをプレーする。

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