長崎・五島の銘菓「治安孝行」 2種類の新商品を発売! 「うぐいす」と「黒胡麻黒豆」  

新商品の「うぐいすきな粉」(観光ビルはたなか提供)

 長崎県五島市の観光ビルはたなか(畑中重徳社長)は、同社が製造販売している銘菓「治安孝行(ちゃんここ)」の新商品を発売した。青豆大豆を使った「うぐいすきな粉」、黒ごま風味の「黒胡麻黒豆きな粉」の2種類。見た目も味も違う商品を増やし、定番含めて販路拡大につなげる考え。
 1961年発売の治安孝行は、水あめで練った粒あんを餅で包み、きな粉をまぶした菓子。もちもちとした食感と、きな粉の風味が人気で、同市定番の土産品としても親しまれている。2022年4月にパッケージを一新し、完全個包装化。今回、商品開発に合わせて、餅粉の質を向上させたことで、14日間だった賞味期限は18日間に延びた。

「黒胡麻黒豆きな粉」(観光ビルはたなか提供)

 青豆大豆のきな粉を使った「うぐいす-」は上品な薄い緑色。枝豆のような爽やかな香りと甘みを楽しめる。「黒胡麻-」は黒豆が原料のきな粉に、黒ごまを配合。高級な質感に、ごまの香ばしさと、濃厚な味が特徴。きな粉に配合する塩も五島産を使い、丸みのある優しい味に仕上げた。
 開発した畑中隆仁専務は「当社を代表する商品。味も品質も常に進化させ、多くの人に親しんでもらえる銘菓に成長させていきたい」と話した。
 パッケージ付き4個入り680円、単品170円。同社や福江港ターミナル、福江空港の売店などで販売。近く、島外での販路も開拓する考え。問い合わせは同社(電0959.72.3346)。

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