ペルー中銀、政策金利を6%に引き下げ 緩和政策再開

Sarah Morland Aida Pelaez-Fernandez

[11日 ロイター] - ペルー中央銀行は11日、政策金利を6.25%から6.00%に引き下げた。先月会合は予想外の据え置きとなり、昨年9月に始まった利下げサイクルが一時停止したが、緩和政策を再開した。

ロイターのアナリスト調査では据え置きが予想されていた。

ペルー国家統計情報庁(INEI)が発表した3月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前月比で拡大したが、前年同月比では3.05%に縮小した。中銀目標は1─3%。

中銀は今回の決定について、最新の物価統計とインフレ予想の改善を考慮したと説明。インフレ率は今後数カ月に目標範囲内に収まると予想した。

3月について中銀は、「期待指標は全て楽観的な範囲だが、12カ月単位の期待指標はやや低下している」と分析した。

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