子どもたちに日本の食や農業への理解を深めてもらおうと、JAバンク佐賀は9日、小学5年生を対象にした補助教材本「農業とわたしたちのくらし」を県市町教育長会連合会(会長・杉﨑士郎嬉野市教育長)に贈った。
教材本はオールカラーで、米や野菜、果物、牛などの農畜産物について、生産や流通の流れ、食品ロスなどを学ぶことができる。JAバンクが2008年度から全国の小学校に贈呈しており、今回は県内に8360冊を配布する。
贈呈式が県庁で行われ、JA佐賀信連の大島信之会長が「すべてに命があり、この教材本での学習を通じて生命の息吹を感じてほしい。自分たちの生活と結び付けてもらえたら」と述べ、杉﨑会長に教材本を手渡した。杉﨑会長は「佐賀県人の後輩を大事に育てていくため活用させていただく」と謝辞を述べた。(松尾綺子)