【新日本】石井智宏 ニック・ネメスとのシカゴ決戦へ気勢「本当の意味でまだ日本のプロレスを味わっていない」

石井智宏(左)とニック・ネメス

新日本プロレス12日(日本時間13日)の米国・シカゴ大会でIWGP GLOBALヘビー級王者ニック・ネメス(43)とのスペシャルシングルマッチに臨む石井智宏(48)が、決戦へ向け気勢をあげた。

ネメスからの対戦要求を受け、シカゴ決戦ではノンタイトル戦ながら一騎打ちが決定。前日記者会見に出席した石井は「ニック・ネメス、俺とは真逆、正反対のプロレス人生を歩いていると思うんだよな。まさに絵にかいたようなエリートコースを歩んで。まあ普通だったら交わることのない2人がこうして同じ席につき、しゃべり、そして明日戦う。人生分からねえもんだよ」と、元WWEスーパースターとの対戦に感慨深げな表情を浮かべた。

ネメスは新日本初参戦となった2月札幌大会でデビッド・フィンレーを撃破しいきなりベルトを奪取した。石井は「プロレス人生の第2章に新日本を選び、そしてそこで一発でベルトを取った。すげえよな、ハッキリ言って。そういう星の元に生まれてきたんだろう。だがよ、第2章のページはまだ開かれてねえんだよ。なぜなら本当の意味でまだ日本のプロレスを見ていない、感じていない、味わってないからだ」とキッパリ。「明日、その第2章の1ページ目に石井智宏の名前をしっかり刻んでやるよ」と宣戦布告を繰り出した。

「俺はハードヒッターと対戦したい」として石井との対戦を要望していたネメスに〝新日本の洗礼〟を浴びせることができるのか。異色対決の行方に注目が集まる。

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