4-3-3システムのカギとなるアンカーのオフザボールの動きとは!?【サッカー局面を打開する デキる選手の動き方/林陵平】

4-3-3のビルドアップ⑨アンカーのポジショニング

4-3-3システムのカギとなるアンカーのオフザボールの動き。

【OK】アンカーは動きすぎないことでパスコースが作れる

センターバック同士でパスを回してビルドアップしている。アンカーはプレーを見ながら立ち位置を調整。

ボールの動きに釣られず、相手2トップの間にポジションを取る。ボールホルダーが顔を上げたときにパスコースに入っておく。

【NG】動きすぎるとパスコースを作ることができない

ボールの動きに合わせて左右に動いてしまう悪い例。相手ディフェンスの背中に自ら隠れにいっている。

ボールホルダーとのパスコースが作れないので縦パスは相手に引っかかる。動き過ぎには要注意だ。

【出典】『サッカー 局面を打開する デキる選手の動き方』 著:林陵平

【書誌情報】
『サッカー 局面を打開する デキる選手の動き方』
著:林陵平

日本がワールドカップなどに出場できるようになって以来、ドリブルやシュートといった個人技以外に、選手それぞれの「動き方」というのが注目されるようになってきました。「オフ・ザ・ボール」と言われる、ボールを持っていない時の動き方のことです。実際にボールを持っているプレイヤーは一人ですので、その他大勢のプレイヤーがどう動くのかが試合展開や勝敗を左右し、各監督の戦術につながる考え方の基盤となります。本書はポジションごとの動き方はもちろん、攻撃時・守備時・サイドアタック・フィニッシュなどの目的別の動き方、体の使い方、戦術を写真とイラストで解説し、QRコードから動画視聴もできます。現代の欧州サッカーに精通している著者を起用することで、強豪国などが実際に行っているサッカー戦略、ポジショニング、動き方を解説できます。

© 株式会社日本文芸社