雲仙登山の安全祈る 温泉神社で山開き式 長崎

登山客の安全を願った山開き式=雲仙市、温泉神社

 登山シーズンを前に、長崎県雲仙市小浜町で7日、雲仙岳の山開き式があり、観光や行政関係者ら約30人が登山客の安全を祈願した。
 地元住民による「雲仙を美しくする会」(本多善彦会長)が毎年主催。仁田峠で開く予定だったが、濃霧のため雲仙温泉街にある温泉神社で実施した。
 参加者は入山者の無事を祈って黙とうをした後、玉串をささげた。本多会長は「新型コロナウイルス禍も収まり、外国人や家族連れの観光客が増えている。今年は国立公園に指定されて90年。100周年、200周年に向けて雲仙の美しい自然を子どもたちに残したい」とあいさつした。

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