「守備のスクリーニングに失敗」と厳しい言葉も
イングランド1部リバプールは現地時間4月11日にUEFAヨーロッパリーグ（EL）準々決勝の第1戦でイタリア1部アタランタと本拠地で対戦。0-3と大差で敗れ、準決勝進出に黄色信号が灯った。先発出場した日本代表MF遠藤航は中盤で試合のコントロールに苦しみ、後半に途中交代。海外メディアの遠藤への評価も厳しいものとなった。
リバプールはアタランタのイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカに2ゴールを許し、後半15分までに2点のビハインドを背負う。さらに後半38分にクロアチア代表MFマリオ・パシャリッチにダメ押しの3点目を決められ、アンフィールドでまさかの大敗を喫した。守備陣が簡単に崩されて失点を重ねただけでなく、攻撃陣も沈黙となった。
日本代表MF遠藤は4-3-3のアンカーとして先発出場するも、後半31分に途中交代となった。この日は中盤でゲームをコントロールしきれず、不完全燃焼のままピッチを去った。
英紙「デイリー・メール」の選手採点で遠藤は10点満点中の6点。寸評では「今シーズンの大半で提供できていた守備のスクリーニングに失敗。アンフィールドで調子を落としていたリバプールのスターのうちの1人」と普段の力を発揮できていなかったと指摘されていた。
米スポーツ専門局「ESPN」の採点では同じく10点満点の5点とさらに辛めの評価に。「ブレークアッププレー（相手の攻撃を中断させるプレー）やゲームを掌握するのに苦しんだ。トランジションでもっと上手くボールを前進させることができたはずだった」と物足りなさを指摘されていた。
リターンマッチは1週間後。ユルゲン・クロップ監督率いるリームはそれまでに立て直しを図り、逆転での準決勝進出を果たすことができるのだろうか。（FOOTBALL ZONE編集部）
