マスターズ開幕 松山英樹〝アジャストできず〟4オーバー 久常涼も出遅れ発進

出遅れた松山英樹(ロイター)

まさかの大苦戦だ。男子ゴルフの今季メジャー初戦「マスターズ」初日(11日=日本時間12日、ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGC=パー72)は日没サスペンデッドとなり、3年ぶり2度目の優勝を狙う松山英樹(32=LEXUS)は1バーディー、5ボギーの76、4オーバーで暫定75位と大きく出遅れた。

悪天候のため、約2時間半遅れでスタート。強風が吹き荒れる中、松山は序盤にバーディーチャンスを逃すと、6番パー3、7番パー4でスコアを落とした。後半は16番パー3で初バーディー。しかし17番パー4、18番パー4を連続ボギーでホールアウトした。

松山は「風のコンディションは昨日の夜からわかっていたので、どうアジャストしていこうかを考えていたんですけど、セカンドショットがうまく対応できなかった」という。

今季は9勝目を挙げた2月の「ジェネシス招待」以降、3月の「アーノルド・パーマー招待」で12位、同「プレーヤーズ選手権」を6位、4月の「バレロ・テキサスオープン」は7位と好調を維持していただけに予想外の船出となった。

スコアを伸ばせなかったポイントはパッティングだ。松山自身も課題とし「入れたいパットをことごとく外してしまったので、もったいなかったかなと感じますけど。そんなに悪いパットもしていなかったので対応できるようにしたい」とし「明日で終わらないように頑張ります」と巻き返しを誓っていた。

ブライソン・デシャンボー(30=米国)が7アンダーで暫定首位に立ち、久常涼(21=SBSホールディングス)は6オーバーの暫定85位。タイガー・ウッズ(48=米国)は13番を終えて2バーディー、1ボギーの暫定17位につけた。

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