みなさんは『スコーン』を食べたことはありますか？ 『スコーン』とはイギリス発祥のビスケットに似たお菓子です。
2024年2月帯広にスコーン専門店がオープンしたということで、早速取材に伺いました。
帯広にオープンした「scone shop NARUNE」
2024年2月にオープンした『scone shop NARUNE』は、帯広駅から車で約10分の場所にあります。バスで行く場合は帯広駅バスターミナル1番から新町線に乗り柏林台通18条で下車、徒歩約2分。
画像：北海道Likers
帯広市立西陵中学校の北側の住宅街に、ひっそりとたたずむお店です。店前の駐車場は3台分ですが満車の場合は、最寄りの『やよいの湯』北側の駐車場も利用可能なのだそう。
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お店に入ると、スコーンが焼ける香ばしい香りが漂います。常時11種類のスコーンが並び、メニューは週替わりで提供。スコーンに使っている牛乳や具材は、北海道産、十勝産にこだわっています。スコーン店としては珍しく、惣菜系のメニューも豊富です。
北海道産の具材にこだわった魅力あふれるスコーン
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『あんバターサンド』の粒あんには100%十勝産の小豆を使用。バターはココナッツミルクから作った、コレステロール98%カットの植物性です。植物性なのでとてもヘルシーで、お客様からも「普通のバターより軽くて、罪悪感なく食べられる」と好評なのだそう。電子レンジで軽く温めると、バターがとろりと溶けて粒あんとの相性が最高です。粒あんなので小豆の食感も楽しめます。
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『じゃがいもとベーコンバジル』のスコーンには帯広市大正町の『草森農場』のじゃがいもがゴロゴロ。じゃがいもなのにサツマイモのような甘みがあります。じゃがいもの甘みとベーコンの塩味がベストマッチ。
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「酒粕」のスコーンに使っている酒粕は、帯広にも蔵がある地元酒蔵のものです。甘酒のようなほんのり優しい甘みと酒粕の風味が、洋風のスコーンから感じられて不思議な感覚。北海道産の酒米と大雪山系の天然水で作られた純米酒の酒粕なので、お米本来の甘みを感じられます。トッピングの黒豆が、食感にアクセントを加えています。ほんの少しアルコール分が含まれているので、お子様や運転される方はご注意ください。
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人気商品の『ガーリックバターサンド』は生地にベーコンを加え、ニンニクとパセリを練り込んだバターをサンド。電子レンジで軽く温めるとふんわりとやわらかい生地にバターが溶けてしみこみ、ガツンとしたニンニクの風味がお酒に合いそうな感じです。
これからも季節の野菜や果物を使ったメニューが登場予定だそう。
ずっと夢だった自分のお店をオープン
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店主さんにお話を聞きました。自分のお店を持ちたいとずっと思い続けていた店主さん。念願叶って2024年2月にスコーン専門店をオープンすることになりました。店名の『NARUNE』は“なる”という言葉の持つ前向きな意味に惹かれてつけられたのだそう（詳しくはInstagramで語られていますので、ぜひご覧ください）。
店主さんはスコーン作りを誰かに学んだことはなく、全て自己流だとのこと。開店にあたっては粉の配分をグラム単位で替えて、何十回も試作を繰り返しました。
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こちらは一番人気のプレーンスコーン。メープルシロップ入りのスポイトが刺さっています。
営業日は火、木、日曜日と1日おきですが、休店日は1日かけて仕入れや仕込みをしています。開店日も270～300個のスコーンを焼くので、日付が変わる前から作り始めないと間に合わないのだそう。
お客さんは性別年齢問わず幅広く、男性やご高齢の方も多いといいます。お昼ご飯として、制服のまま買いに来るお客さんもいるそうですよ。地元の方から遠方の方まで、十勝管内はもとより苫小牧から来られる方もいるのだとか。差し入れや手土産用として大量買いされる方や、何度もリピートで来店される方も多いとのことです。
「たくさんのスコーンを見て悩むお客様も多いので、どうしても1組の接客時間が長くなってしまいます。せっかく並んでくださったのに、売り切れで買えずに帰られるお客様もいて申し訳ないです」と店主さんは話しますが、すべてお一人で製造から販売までしているので、今が最大限なのだそう。
一方で、「人と話すことが好きなので、お店をやっていて楽しいです。自分のペースで細く長く続けていきたいですね。“おいしい”と言ってくれるお客様の声が励みになっています。」と笑顔で語ってくれました。
みなさんもぜひ『scone shop NARUNE』を訪れてみてください。魅力的なスコーンの数々に悩んでしまって、何度も通いたくなること間違いなしのお店です。
新商品などお店の最新情報はInstagramで発信されているので、チェックしてみてください。
＜店舗情報＞ scone shop NARUNE 住所：北海道帯広市西18条南1丁目 営業時間：11〜15時 定休日：月・水・金・土曜 駐車場：あり
