ウッズが左打ちからパーセーブ 「体は問題ない」と長丁場の2日目へ

タイガー・ウッズは13番を終えて順延。2日目は23ホールを回る(撮影/高藪望)

◇メジャー第1戦◇マスターズ 初日(11日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555 yd(パー72)

悪天候による2時間半のスタート遅れのため、日没順延となった初日。大会5勝のタイガー・ウッズは5ホールを残してホールアウトできなかったが、ティオフが午後4時ごろにずれこんでも、大勢のファンを引き連れて見せ場を作った。

1番は「3Wでナイスショットをした」とフェアウェイに置き、8Iの第2打をピン右2.5mのチャンスにつけてバーディ発進。パトロンの大歓声を浴び、幸先よく最初のホールを飛び出した。

2番(パー5)は「ほぼハザードの中に打った」という左に曲げた1打目が木の根元に止まり、左打ちでフェアウェイに脱出。ピンチをしのいだかに思われたが、第3打がグリーンをオーバーしてギャラリーの中に打ち込んだ。そこから「ナイスショットだった」と第4打を寄せてパーを拾い、再び歓声に包まれた。

13番(パー5)まで終えて日没サスペンデッドが決定。「風が今までで最もトリッキー」と苦戦しながらも、初日を1アンダーの暫定17位と上位の背中が見える位置で終えた。あすは午前7時50分の再開から23ホールをプレーする見込み。「20~30分空けて第2ラウンドに行くと思う。体は問題ない。まだやることはたくさんある」と、長丁場の一日に備える。(ジョージア州オーガスタ/谷口愛純)

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