日本で動物虐待による摘発増加、10年余りで5倍超に=中国ネットの反応は…

中国メディアの中国新聞網は11日、「日本で昨年206人が動物虐待で摘発され、虐待事件は10年で5倍に激増している」と報じた。

中国メディアの中国新聞網は11日、「日本で昨年206人が動物虐待で摘発され、虐待事件は10年で5倍に激増している」と報じた。

記事は、毎日新聞の報道を引用し、昨年に警察が動物愛護法違反容疑で摘発したのは181件、206人に上り、前年比9%増で、2010年の統計開始以来最高となったと報道。「摘発件数は10年余りで5倍に増えた(23年は10年の5.4倍)」と伝えた。

また、被害を受けた動物では猫(97件)と犬(65件)が9割超を占め、中にはウシやウマ、カメなども含まれていたと説明。摘発件数の増加の背景として、警察庁が「動物愛護への関心の高まりから目撃者の通報が増えていること」を挙げたことを紹介した。

この報道に、中国のネットユーザーからは「なぜ某大国(中国)は学ばないのか」「これについては、相手がはるか先を行っている」「他国に学ばなければならないこともある」「中国も立法すべきだ」など、自国の動物虐待に関する法整備を訴える声が相次いだ。

このほか、「臆病者ほど自分より弱い者に手を下す」「動物への虐待も人へのいじめも同じこと」「厳しく罰してこそなくすことができる。そうでなければ犯罪コストの低いこの種の事件はなくならない」「(ペットを)捨てることこそ最大の虐待」「生命への畏敬を、動物に慈愛を」といった声が上がっている。(翻訳・編集/北田)

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