大和市 部活動の地域移行を推進 日体大と連携協定 大和市

協定書を持つ古谷田市長(右)と松浪理事長=3月28日・市長公室

大和市はこのほど、日本体育大学(松浪健四郎理事長/東京都世田谷区)とスポーツや健康づくりの分野での相互協力などを盛り込んだ連携協定を結んだ。中学校の部活動の地域移行を推進している市では、協定締結により同大が持つ人材や指導ノウハウを活用した部活動の支援など、協力を求めていく。

市から申し出たという今回の協定には、市と大学が行う行事の相互協力や、大学生と市内の小中学生との交流、相互の施設を活用した研究、調査などが盛り込まれた。

市では、教員の負担軽減にむけた段階的な地域移行を含む部活動の支援事業として、5299万円を今年度の当初予算に計上した。今回の締結は大学生を外部指導者として招くなどして地域移行を推進する狙いもある。

締結式で古谷田力市長は「(就任以来)スポーツのまちづくりを推進してきた。知識や経験を持つ日本体育大学と協力して子どもから大人、障がい者まで、スポーツの力で大和市を幸せにしていきたい」と述べた。

市が進める地域移行について同大の松浪理事長は「無理に進めなくて良い。画一的でオリジナリティに富んだ大和市のやり方で」と話し、協力していく姿勢を示した。

同大との連携協定は、県内で厚木市、小田原市に続いて大和市が3例目。

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