捨てたはずの服が【なぜかリサイクルショップ】に!? 私「な、何で、、、」→ 驚きの真相にゾッ!

断捨離などでいらなくなったものが出てくると、どう処分するか困ってしまうこともありますよね。処分方法としては捨てる、売る、人にあげるなど様々な選択肢がありますが、今回は捨てる方法を選んだために、思わぬトラブルに巻き込まれてしまった私の知人Yさんのお話です。

断捨離の結果

ある日、断捨離をしようと思い立ったYさん。クローゼットの整理をして、大量の服を燃えるゴミに出しました。

「次は子どものおもちゃの断捨離しよう!」
Yさんの子どもたちはもう小学校に上がっていたのですが、小さい頃のおもちゃをまだ物入れにしまいこんでいたのです。

「まだキレイだし、リサイクルショップに売ろうかな」
断捨離にハマっていたYさんはもう使わなくなったおもちゃを沢山袋に詰めて、リサイクルショップへ向かいました。

捨てたはずの服が……

「あれ、これ私の服だ……でも、どうして?」
Yさんがリサイクルショップに行くと、数日前に自分が捨てたはずの服にそっくりな服が陳列棚に大量に並んでいることに気付きました。

どれも見覚えがあり、サイズも自分のものと同じです。それどころか、同じ日に捨てた旦那さんや子どもたちの服まで揃っています。
「誰かがゴミを持って帰ったってこと? 誰だろう、気味が悪いわ……」

服以外のゴミも入っていたのに、ご近所の誰かがゴミ袋をあさって持ち帰ったのだと思うとYさんはゾッとしました。
「まだ捨てたい服が残ってるのに」

Yさんは次のゴミの日に、残っていた服に全てハサミで穴をあけて出すことにしました。

まさかの抗議

「よし、これで片付いたな」
Yさんが断捨離をしてスッキリとしたクローゼットを眺めながら満足していると、ふいにインターホンが鳴りました。
「はーい」
モニターには、あまり関わったことのないご近所の奥さんの姿。

その奥さんはセコい・ケチで有名で、人の家に上がり込んで食品をたかったり、勝手にトイレットペーパーやティッシュペーパーを持って帰ろうとしたりするために、他のご近所さんから距離を置かれている人でした。
「ええと、何か?」
Yさんが玄関先に出ると、セコケチ奥さんがすごい剣幕でYさんに詰め寄りました。
「なんで服に穴なんか開けたのよ! これじゃ売れないじゃない!!! 責任取って次のゴミの日まであんたが保管しなさいよ!」
手にはYさんが今朝捨てたばかりの服と、足元には穴の開いた服がパンパンに詰まったゴミ袋が置いてあります。
「あなただったのね…… リサイクルショップに売ったのは」
「人が捨てたもんどうしようと私の勝手でしょ! ほら、このゴミ受け取ってよ!」
Yさんはセコケチ奥さんの手から服を奪い返し、ゴミ袋を受け取りました。
「他人の家のゴミをあさるのはやめてください。まあこれからも衣類は穴を開けますから、もうあさってもムダですけど」
Yさんはそう言って玄関のドアを閉めました。

どうやらセコケチ奥さんはゴミを捨てたのがYさんだと突き止める前に、他の家も突撃して同じことをしていたらしく、それからはご近所さんたちから以前よりもさらに距離を置かれるようになってしまったとのことです。

人の捨てたゴミをあさったうえに、文句をつけるとは非常識すぎますね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子

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