「全30球団アーチ」を達成している現役選手は15人 意外な名前も

ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)は日本時間4月11日の試合で古巣マーリンズから初めて本塁打を放ち、「全30球団アーチ」を達成した。米公式サイト「MLB.com」でヤンキースを担当するブライアン・ホーク記者によると、「全30球団アーチ」を達成している現役選手はスタントンが15人目だという。達成者リストには、ムーキー・ベッツ(ドジャース)やマニー・マチャド(パドレス)といった複数のチームでのプレー経験があるスーパースターのほか、意外な選手も名を連ねている。

「全30球団アーチ」を達成している現役選手15人は以下の通り(通算本塁打数の多い順)。

ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)406本塁打
マニー・マチャド(パドレス)315本塁打
J・D・マルティネス(メッツ)315本塁打
カルロス・サンタナ(ツインズ)301本塁打
アンドリュー・マカッチェン(パイレーツ)299本塁打
ムーキー・ベッツ(ドジャース)257本塁打
カイル・シュワーバー(フィリーズ)248本塁打
マーセル・オズナ(ブレーブス)241本塁打
マット・オルソン(ブレーブス)233本塁打
ニック・カステヤノス(フィリーズ)210本塁打
ランドール・グリチック(ダイヤモンドバックス)192本塁打
ハンター・レンフロー(ロイヤルズ)178本塁打
ホルヘ・ソレア(ジャイアンツ)172本塁打
エディ・ロサリオ(ナショナルズ)160本塁打
マーティン・マルドナード(ホワイトソックス)111本塁打

当然だが、「全30球団アーチ」は1球団のみでプレーしてきた選手は達成できない。たとえば、現役2位の374本塁打を記録しているマイク・トラウト(エンゼルス)はパイレーツとエンゼルスを相手に通算0本塁打、2022年にア・リーグ新記録のシーズン62本塁打をマークしたアーロン・ジャッジ(ヤンキース)はカージナルスとヤンキースを相手に通算0本塁打となっている。

意外な達成者として注目されるのはマルドナードだろう。通算本塁打数は現役89位の111本に過ぎず、キャリアハイもシーズン15本塁打という選手だが、両リーグで複数のチームに所属し、効率よくアーチを重ねてきた。対戦相手別で見ると、アスレチックス12本、マリナーズ11本、レンジャーズ10本とア・リーグ西地区のチームを相手に放った本塁打が多く、ブレーブス、ホワイトソックス、ガーディアンズ、ブリュワーズ、メッツを相手に放った本塁打は各1本だけである。

通算本塁打数が現役上位の選手を見てみると、ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)はツインズ戦、ノーラン・アレナド(カージナルス)はエンゼルス戦とガーディアンズ戦、フレディ・フリーマン(ドジャース)はロイヤルズ戦、ブライス・ハーパー(フィリーズ)はアストロズ戦、アスレチックス戦、レンジャーズ戦で本塁打を打てば「全30球団アーチ」を達成する。2023年シーズンから全球団と対戦するスケジュールとなったことにより、「全30球団アーチ」の難易度は格段に下がっており、近いうちに現役16人目の達成者も現れるはずだ。

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